2025/7/15
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マッサージに必要な身体力学とは |
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スウェディッシュマッサージの基本「身体力学」 長年エステティシャン・アロマセラピストとしてお仕事をしてきて、いつも働くお店は繁盛店だったこともあり(平均1日に10人~14人施術)10年目には肩凝りや腰痛、手首の痛みに悩む日がありました。経験が長くなるつれて、経歴ばかりが先立ち技術には今一つ自信がなかった自分がいました。克服したいために幾つかスクールを通い続けそんな中で、出逢ったのが「スウェディッシュマッサージ」ちょうど15年前に学びに通ったことが私のセラピスト人生をステージアップに。 基礎から学びなおし、目からうろこ状態の毎日のレッスン。正直はずかしながらエステスクールやセラピストスクールは7校ほど通ってきたのですが、今までの学びは細かく基礎を学んだことがない自分に気づきました。 一番大切な「身体力学」 日本ではまだまだ知られていませんが、人のために奉仕として頑張るセラピストさまへ「ご自身の体を守る大切さ」を知っていただけら嬉しいです。 ■身体力学とは… 個々の治療テクニックを説明する前に、治療家の身体に対して要求されるもの、および安全で有効な身体の使い方を考えてみてください。 身体力学は、治療家の身体的統合を守るためだけでなく、効果的な施術を行うための鍵となる。それは、重力との調和を図りながら常識をもって体重をかけ、体重を移動させることに他なりません。マッサージ中に「疲れませんか?」「手は痛くなりませんか?」とか、お客様はよく尋ねてくれるだどう。正しい身体力学をマスターさえしていたら答えは「ノー」である。 マッサージ療法はお客様に対して心身一体論的アプローチをするので、治療家も身体力学に対して心身一体論的思考をしなければならない。治療家は母指、四指、手拳だけをつかって、まして身体を使って、心身一体論的調整をするのではない。治療家は全身全霊をもって施術するのである。ささやかな部位に焦点をあわせるという要素はあるにせよ、身体力学に対して治療家は、感情的態度から母指の関節に至るまで、心身すべてを考慮してアプローチしなければならない。 身体力学において、もっとも考慮すべき事柄は体重と重力である。重力はわれわれによってあまりに当たり前のことで、われわれは重力についてめったに深く考えない。重力との関係は伝い歩きを始めた人生のごく初期に確率された無意識の行動パターンにゆだねたままとなっている。われわれの施術は、主に指圧を基盤としている。体重を上手にかけることで、良い結果を期待できる。 ~クリニカルマッサージ 著者JamsH.Clay~より一部抜粋
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